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ブログ: Blog2
  • 執筆者の写真MIHOKO

おばちゃんとお姉さん

私が二十代前半の時に社宅に引っ越してきて挨拶に行ったらそこの家の子供が「だあれ?」ってお母さんに聞いたのです。お母さんは「下に引っ越してきたおばちゃんだよ」って言っていて恐ろしい世界だって衝撃を受けました。みんな自分の事「おばちゃんがやってあげる」という感じで言っていました。変な拘りかもしれませんがその時絶対一人称で「おばちゃんはね」とは言わないと誓いました。それから20年以上の時が過ぎて私があるお店で働いていると若いお母さんたちが子供に「お姉さんに渡して」とか「お姉さんにこんにちわは?」と言っていて私お姉さん?いや、お姉さんではありません。気恥しくはありますが悪い気はしません。いい時代だなって思いましたが若いお母さんの気の使い方というか生きる知恵なのですね。因みにバスの運転手さんは、高齢の女性の方を「おかあさん」と呼んでいました。そんな所にも愛を感じます。

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