MIHOKO
ホームシック
小学校の時、学童に行っていましたが夏休みに一週間のキャンプがありました。私は母親と離れるのが嫌でずっと拒んでいましたが、責任者の人に説得されてしぶしぶ参加しました。これも教育の一環だったのでしょう。他の人は心から楽しんでクワガタをとったり川で遊んでいました。私だけ夜になると悲しくなってこっそり泣いていました。でも一人だけその気持ちを共有できるA子ちゃんがいてあと何日でお母さんに会えるねって二人で慰めあっていました。何年かしてA子ちゃんのお母さんが病気でこの世を去ったという話を聞いてキャンプで慰めあった出来事を思い出しました。どうやって受け止めたのだろう。私にはとても残酷に思え心が痛みました。それ以来A子ちゃんとは会っていないですが厳しい試練を超えた先に何をつかんだのでしょうか。そしてその出来事は私に分離の不安を乗り越えるという課題があるのだと教えてくれているのだと思います。