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ブログ: Blog2
  • 執筆者の写真MIHOKO

予備校で学んだこと

私は前橋市で育ちましたが、高校を卒業した後浦和の予備校に通いました。そこで絵と真剣に向き合うのですが浪人生は命がけで一日中絵を描くのです。食パンの耳をかじりながら石膏デッサンをするのです。そして最後に上段、中段、下段と評価の高い順番に絵が並べられて講評会があって大抵ボコボコになるのです。私はいつも下のほうでした。かなりボコボコです。そしてほぼ全員東京芸大を目指します。なので油画科は倍率が40倍から50倍ありました。一番貴重だなって思うのはめちゃくちゃ上手い人の絵とその制作の途中経過を見放題だったことです。これはとても貴重だと思います。今ではYouTubeで紹介してくれたりしていていいなって思います。そして学生になったとたん好きに描いていいよってなるのです。やりたいことがないと辛いし二十歳そこそこでやりたいことが明確な人ばかりではないと思うのでそういう事なのかって学ぶのだと思います。

ボコボコの中で講師の一人が私に「絵心はあるね」って言ってくれたことが一筋の希望でした。久しぶりにしばらくの間教わりに行った油彩の先生です。たぶんそう言ったことは覚えていないと思いますが今回も沢山のことを教わりました。

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