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ブログ: Blog2
  • 執筆者の写真MIHOKO

見ないで描く

「トンプソン教授のテンペラ画の実技」という本を読んでいます。


そこで明暗について改めて学んだところ今までの認識が如何にぼやっとしていたかという事に気が付きました。


そこで私が食いついたのが「自然現象から全くかけ離れていても・・・」という部分です。

観なくてもかける、むしろ見ないほうがいいのではないかと思い、見ないで球体を描いてみようと思いました。



小さなスケッチブックにコンパスで円を描きます。


そして先ほどの理屈に沿って陰影をつけてみます。



それっぽくはなりましたが下手くそですね。コンピューターだと正確に描けることでしょう。


そういえば油絵の先生が昔の西洋の画家はデッサンの模写から入ったと教えてくれました。

理論から入ったのですね。徹底しています。

日本ではよーーく観るようにと教わりました。そうするとこうなっているでしょう?という順番です。


見たままと言いつつコツがあるので、模写は画家のエッセンスを盗むのに一番の近道かもしれませんし、観るという事が目に入ったものをそのまま信じるのではなく理屈と照らし合わせて深く観ていくという事が重要なのだと思います。


まずは球体をもっとちゃんと描ける様になりたいと思いました。。。


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