MIHOKO
黄色い花~出し惜しみをしない~

昨年の秋、春菊の種を植えました。
間引きが出来ない、葉を食べることが出来ない・・・
残酷な気がしたから?
いいえ、「だって減っちゃうじゃない?」
が本音・・・かもしれません。
そうこうしているうちに、春になり黄色い花が咲きました。
でも、花を切り取るのも同じ理由で出来なかったのです。
スーパーで買った春菊は食べるのに、切り花は飾るのに、
考えたらおかしいですよね。
思い切って全部の花を摘んで花瓶に入れました。
黄色の可愛い花が部屋に彩を添えてくれます。
そして、驚くことに・・・
次々につぼみが伸びてきて前と同じだけの花が咲きました。
今までは、摘むのがかわいそう(減っちゃう)と放置していたため
みすぼらしくなって種になるまでそのままだったのです。
花を摘んだことによって、エネルギーが満ちて新しい花がどんどん咲くのです。
人も同じかもしれないと思いました。
出し惜しみをしなければどんどん循環してエネルギーが増していくのです。
選り好みをしないで出しきってみようと思います。
温存しておこうとか思わないで出しきったらいいのです。
それが執着心を手放すということなのかもしれません。
黄色い春菊の花がそんなことを気づかせてくれました。